プロセスの実行手順の管理に悩んだことはありませんか?そんなときは、コントロールコンテナツールが役立ちます!
コントロールコンテナツールはワークフローでどう役立つのでしょうか?以下に、3つのメリットをご紹介します:
このツールを使うべき理由をお分かりいただけましたでしょうか?
コントロールコンテナは、ワークフロー内のデータや他のコントロールコンテナ、もしくは他のツールに基づいて、特定のロジックを条件付きで実行する機能を提供し、より動的で複雑なプロセスの構築をサポートします。
たとえば、複数のコントロールコンテナを用いることで、プロセスが完了する前に別のプロセスを開始しないようにすることができます。
AMP Engineが無効になっている状態でコントロールコンテナを使用すると、エラーが発生します。
この例では、コントロールコンテナが正しく接続されていないため、ワークフローが動作していません。
以下に、コントロールコンテナの機能をうまく活用するための設定方法を紹介します。
コントロールコンテナをワークフローに正しく接続しないと、期待通りの結果が得られず、エラーが表示されます。上記のGIFに示したように、1つ目の例が適切に接続されていない場合の結果、2つ目の例が正しく接続された場合の結果となります。
2つのコントロールコンテナを接続するには、ワークフローに新しいツールを追加・接続する際と同様の手順を踏む必要があります。
コントロール入力は、コントロールコンテナをスタートさせるボタンだと考えてみてください。1つのレコードが届くと、そのボタンが押され、すべてが動き出すようなイメージです。ボタンが押された後、コンテナはすべてのレコードがスタート地点を通過するまで、メインの作業を開始せずに待機します。この設定により、複雑な作業が始まる前に、必要な準備を整えることができます。
では、コントロール入力に接続されていない場合はどうなるのでしょうか?その場合、コンテナは自動的に起動し、通常のツールコンテナと同じように動作します。
一方で、ログ出力はコンテナ内でどのような動作が行われているかを説明する役割を果たし、コンテナ内のツールやサブコンテナからのログメッセージをすべて記録します。
結果グリッドに表示されているメッセージだけが、コントロールコンテナ内のデータとして表示されるため、必要な情報だけに集中できます。
コンテナが無効になっている場合はどうでしょうか?この場合、ログメッセージは送信されないため、コンテナが無効の状態で不要なデータが出力されることを回避できます。
無効状態:Designerはコントロールコンテナ(およびその中のすべてのツール)を無視し、エラーも報告しません。
有効状態:Designerはワークフロー実行時に、コントロールコンテナが入力アンカーからレコードを受け取るかどうかを判断し、それに応じてコンテナを有効化します。
コントロールコンテナは柔軟性に優れており、多くのAlteryxツールと組み合わせて使用できます。たとえば、インデータベースツールはコントロールコンテナ内でも適切に動作しますし、分岐ツールも問題なく機能します。ただし、分岐終了ツールが無効状態のコントロールコンテナ内にある場合、データストリームが切断されることがあります。コントロールコンテナは、マクロ内でも効果的に利用できます。
ただし、すべてのツールが互換性があるわけではありません:
これらの制限事項を理解することで、予期せぬトラブルを避けながら、ワークフローを効果的に計画・実行できます。
コントロールコンテナは、Alteryxのワークフローの効率化に不可欠なツールであり、大規模なデータセットや複雑な手順を扱う場合に、全てがスムーズに動作するようにサポートしてくれます。
引き続き分析をお楽しみください!
注:2024.2以降、コントロールコンテナを使ったデバッグワークフローがサポートされる予定です。
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