Alteryxの2024年秋リリースに関する最新情報をお届けします。今回のアップデートでは、より多くのデータソースに接続できる機能をはじめ、ワークフローの効率化、レポート作成時のAI活用の強化、クラウドのより良い活用をサポートする機能が追加されます。これらの機能は、複雑なデータセットを扱う方や、社内でアナリティクスの活用を広げたいとお考えの方が、より迅速でスマートかつ柔軟なデータ主導の意思決定を実現するうえで、大いに役立つことと思います。以下に新機能の詳細をご案内します。ぜひご一読いただき、データ活用の新たな可能性をご堪能ください。
データソースが次々と増える中、すべてのデータを整理し終えたと思った途端に新しいソースや出力システムが現れる、というご経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。そんな皆様のニーズにお応えし、今回新たなコネクタの追加やデータ接続マネージャー(DCM)の機能強化を行いました。
DesignerおよびServerの24.2リリースに伴ない、Google Cloud Storage、SingleStore、Qlikへの新しいコネクタが追加されます。これらのコネクタの活用方法については、こちらをご覧ください。また、Serverでは、データ接続マネージャー(DCM)への移行をより円滑に進めるため、DCM Gallery移行ツールや、ワークフロー内の接続エイリアスを自動的にDCMへ移行する機能が追加されます。これらの機能の詳細については、こちらの特集記事をご覧ください。
多くの皆様からのご要望を受け、複雑なワークフローをさらに整理しやすく、見やすくするカスタマイズ機能を追加しました。これにより、接続線の色のカスタマイズや、複数行でのコンテナタイトルの管理などが可能になりました。こちらのDesignerのカスタマイズに関する記事では、読みやすく共有しやすいワークフローを作成し、デフォルト設定のカスタマイズ機能を活用して、ワークフロー開発をさらに効率化させる方法について解説しておりますので、ぜひご覧ください。
Alteryxでは、誰でも簡単に活用できる究極の分析ツールとしてDesignerを常に進化させています。今回のアップデートでは、より多くの方にご利用いただくために、マウスの操作を減らす新しいキーボードショートカットを追加しました。Designerをすでに使いこなしている方であれば、キーボードショートカットがワークフロー開発の効率を大幅に向上させることをよくご存じかと思います。新しいショートカットの詳細は、リリースノートでご覧いただけます。
24.2リリースでは、Designerユーザーだけでなく、Server管理者の皆様の作業をさらに迅速かつ簡単にする機能を強化しました。これにより、一括削除が可能になり、ワークフロー検索オプションの拡充や、コレクションに追加するワークフローを簡単に見つけられる検索機能も追加されました。
これらの機能がどのように効率化に貢献するか、詳しくはこちらをご確認ください。
組織全体でアナリティクスを管理し、効率的に拡張していくには、Alteryxの導入環境を確実に管理することが重要です。そこで、IT部門やデータ管理チームの皆様が、Alteryxユーザーの増加に対応し、セキュリティやコンプライアンスを容易に維持できるように、新しいエンタープライズユーティリティの提供を開始します。これには、Serverのスタジオ間でユーザーを簡単に移動させる機能、Serverの使用状況をモニタリングする機能、Active Directoryとユーザーの同期機能、さらにコレクション、スケジュール、ワークフローなどのアセットをユーザー間で移行する機能が含まれます。新しいエンタープライズユーティリティの詳細と活用方法については、こちらをご覧ください。
Cloud Execution for Desktopを使って、分析アプリをAnalytics Cloud上で実行できるようになったことをご存知でしょうか?従来の分析アプリと同様に、アプリの変数を設定し、慣れ親しんだ操作感でクラウド環境で実行できます。Cloud Execution for Desktopは、特にリソースを多く消費する分析アプリや、長時間の実行が必要な場合に最適です。Cloud Execution for Desktopの詳細についてはこちら、分析アプリ対応についての詳細は、こちらをご覧ください。
ビジネスチームや意思決定者がアナリティクスやインサイトを活用する際、レポート形式で提供されることが一般的ですが、そうしたレポート作成プロセスは複雑かつ煩雑になりがちです。レポートのリクエストは簡単にできるものの、作成や共有には複数のプラットフォームをまたいだ手間のかかる作業が必要で、旧式のシステムに頼っていることも少なくありません。
Magic Reportsを活用することで、レポート作成時に自動化とAIのサポートを受け、作業をより簡単に、迅速に、柔軟に進められるようになります。これにより、レポートの構築やカスタマイズにかかる時間を減らし、ビジネスに関するインサイトや情報の共有により多くの時間を費やすことが可能となります。
レポートはあらゆるビジネスにおいて不可欠です。AIアシスタントのインテリジェンス、自動生成されるインサイト、そして高度で柔軟なエディターを組み合わせることで、誰もがデータを自在に活用し、アイデアを形にできる環境が整います。Magic Reportsを使って、レポート作成を効率化し、意思決定を向上させる方法について、詳しくはこちらをご覧ください。
この秋のリリースでは、Designer Cloudに関する大規模アップデートも発表します – デュアルパレットに対応し、標準モードが利用可能となります。
これにより、Designer Cloudでは、クラウドネイティブモード、もしくは新たに標準モードを選択できるようになります。標準モードには、Designerでのデータ準備やブレンドの多様なユースケースに対応する、さまざまな新ツールが追加されます。クラウドネイティブモードは、従来のDesigner Cloudとして親しまれているモードで、厳選されたツールを活用しながら、プッシュダウン処理を行うことができます。
このアップデートにより、DesignerユーザーはAlteryxのクラウド製品に移行する際に、従来の機能をより幅広く活用できるようになります。
詳細については、利用可能な標準モードのツールの一覧や、クラウドネイティブモードと標準モードの比較をご覧ください。
Designer Cloudのクラウドネイティブモードに、新しい強化機能としてLiveQueryが追加されます。このアップデートにより、SnowflakeやDatabricksなどのクラウドデータウェアハウスとの連携が大幅に効率化されます。
LiveQueryを利用すれば、クラウドデータウェアハウスからデータを移動させることなく、データセット全体をそのまま操作できます。サンプルデータさえ移動する必要がないため、データのプライバシーが保たれ、処理速度の向上や外部へのデータ転送コストの削減が可能になります。
強力なツールとイノベーションが詰まった2024年秋のリリースにぜひご期待ください。接続性の向上やワークフローのカスタマイズ機能の強化、AIを活用したレポート作成やクラウド機能の高度化により、生産性の向上とデータ活用を最大限にサポートする内容となっています。
より詳しい情報については、2024年の秋リリースページをご覧いただき、これらの機能がアナリティクスにどのような新たな価値をもたらすかを、ぜひご確認ください。
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