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Alteryxでは、この度、DesignerとServerの新バージョンである24.2をリリースします。私たちは、ユーザーの日常業務をより効果的に支援するために、さまざまなアプローチでイノベーションを進めており、今回のリリースでは、データ分析の迅速な実行、workflowの安定した運用、そしてデータ変換のロジックや結果を他者に分かりやすく共有するニーズに応える新機能や機能強化を多数追加しました。

 

今回のアップデートによる主な強化点は以下の通りです。

  1. 新規コネクタやMarketplace統合機能の改良により、あらゆる場所に接続
  2. カスタマイズ機能とアクセシビリティの強化、最新のアラート機能でより快適な使い心地を追求
  3. 新しいツールや機能、オプションで分析体験を強化
  4. 新しいツールやAPI機能により、Serverのworkflowの管理がさらにスムーズに

 

以下に、DesignerとServer 24.2で利用できる新機能を詳しくご紹介します。アナリティクスをアップグレードして、快適な分析体験をお楽しみください!

 

 

新規コネクタやMarketplace統合機能の改良により、あらゆる場所に接続

 

アナリティクスは必要なデータに接続することから始まります。だからこそ、私たちはより多くのデータソースに対応できるように継続的なサポートを行っています。今回のリリースでは、皆様の多くのご要望にお応えして、Google Cloud StorageとSingleStoreへの新しいコネクタを追加しました。

 

分析結果は次々と生み出され、エンタープライズアプリケーション、ダッシュボード、BIツールなど、さまざまな場所で活用されています。データニーズの高まりに応える形で、Qlikへのコネクタも近日中に追加される予定です。

 

New logos.png

 

これらのコネクタの機能や最適な使用方法については、こちらをご覧ください。

 

私たちは、データソースや出力システムへの接続だけでなく、Designer内で拡張機能やカスタマイズ機能と連携することも重要だと考えています。そこで、Alteryx MarketplaceとDesignerとの統合機能をさらに強化しました。ベータ版として24.1で提供されていたこの統合機能は、コミュニティから非常に好評を得ており、今後はDesignerから直接Marketplaceにアクセスし、拡張機能をダウンロードできるようになりました。今後もユーザーのニーズに応じて、Designerを簡単に拡張・カスタマイズできるように製品強化を進めていきます。

 

Marketplace Integration GIF.gif

 

また、インストール済みのコネクタの更新も可能になり、Marketplaceでの統合時に、ご利用のDesignerのバージョンに対応したアドオンとコネクタのみが表示されるようになったため、誤って不適切なものをインストールしてしまう心配がなくなりました。DesignerでMarketplaceのアドオンを活用する方法については、ヘルプドキュメントをご確認ください。

 

カスタマイズ機能とアクセシビリティの強化、最新のアラート機能でより快適な使い心地を追求

 

今回の24.2 Designerリリースでは、Alteryx Maveryx Communityの皆様からのリクエストを反映した多くの機能強化が盛り込まれています。このDesignerの24.2アップデートでは、キャンバス上のツール間の接続線の色のカスタマイズや、ツールコンテナのタイトルを複数行に分ける機能、さらにツールのデフォルト設定のカスタマイズなど、コミュニティからの要望に応じた多くの機能を追加しました。

 

24.2 Designer Colored Connectors.png

 

これらのカスタマイズ機能は、ユーザーの皆様のご提案をもとに実現されたものです。例えば、ツール間の接続線の色のカスタマイズや、コンテナのタイトルを複数行に分ける機能は、コミュニティのスレッドでご提案いただいたアイデアがもとになっています。Alteryxのユーザーコミュニティでは、その他にもコメントツールなどのデフォルト設定を自分好みにカスタマイズできるようにしたいというご要望をいただきました。こちらの記事では、これらの新しい機能を活用し、Designerを自分好みにカスタマイズする方法をより詳しくご覧いただけます。Designerはアクセシビリティの面でも進化を続けています。マウスをあまり利用しないユーザーのために、24.2では新しいキーボードショートカットが追加され、マウス不要でさまざまなアクションを実行できるようになりました。これらのキーボードショートカットによって、新たにユーザー設定を開いたり、workflowの依存関係を確認したり、workflowをエクスポートしたりすることが可能になり、メニューを探し回ったり、マウスで複雑な操作を行ったりすることなく、簡単なキー操作で迅速に目的の操作ができるため、作業効率が大幅に向上します。リリースノートに、Designerで利用可能となった便利な新しいキーボードショートカットをご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

 

24.2 Designerで初めてworkflowを実行すると、アラートが一新されたことにお気づきになるかと思います。

 

Updated Designer Alerts - Small.gif

 

アラートの表示の見え方の調整や、色分けを行えるようになり、Designerとのやり取りがさらにスムーズになりました。皆様のフィードバックもお待ちしています!私たちは常にユーザーの皆様のご意見に耳を傾けています。ご意見やアイデアをぜひお寄せください。

 

 

新しいツールや機能、オプションで分析体験を強化

 

24.2のアップデートでは、見た目の向上だけでなく、より高度なデータ処理や効率的な作業を実現する新しい機能が追加されました。

 

Designer 24.2を開くと、準備タブに新しいツールである「ランクツール」が追加されていることにお気づきになるかと思います。

 

Rank tool.png

 

先にご紹介した改善点と同様に、このランクツールもユーザーのご提案によって生まれました。ランクツールを使うことで、データを複数の方法(順序順位、同率順位、標準順位など)で、これまでよりも速く、簡単にランク付けを行えます。ランクツールの使い方についての詳細は、ヘルプドキュメントをご確認ください。

 

Rank tool config.png

 

また、データ変換をカスタマイズする際、数式やフィルタに表現式を使用することがあるかと思います。前回、フィルターツールや数式ツールで式エディターが追加され、皆様からご好評をいただいたことを受け、今回のアップデートでは最新の式エディターが複数フィールドフォーミュラツールと複数行フォーミュラツールにも追加されました。

 

Expression Editor Consistency - Multi-Field Formula.png

Multi-Field Formula Tool

 

Expression Editor Consistency - Multi-Row Formula.png

Multi-Row Formula Tool

 

また、新しい機能として構文を自動で強調表示したり、入力の候補を自動で予測して表示したりする機能が追加され、複雑な数式の作成や確認がより効率的になりました。

 

半構造化JSONデータを良く利用する方は、JSONパースツールに追加されたAMP Engineを使用する場合に利用可能な2つの新しいオプションをぜひお試しください。カラム内のJSONオブジェクトを展開したり、配列をフラット化することができ、必要なデータへのアクセスや分析がより簡単になります。

 

JSON Parse - Medium.gif

 

これらの新しいツール機能をご活用いただければ幸いです。新機能をいち早くお試しいただけるAlteryx Pilot Programにもぜひご参加ください。

 

 

新しいツールやAPI機能により、Serverのworkflow管理がさらにスムーズに

 

Serverを使っている方なら、workflowの実行状況、アセット、リソースの使用状況、ジョブの履歴の見える化がいかに重要かをご存知かと思います。そこで、Serverの管理者がプログラムで環境を管理したり、Serverのユーザーインターフェースを操作したり、Data Connection Manager (DCM) などの重要な機能を活用したりできるように、いくつかの機能改善を行いました。

 

24.2では、ServerのAPIに新機能を追加したことにより、管理者が自動化されたコマンドを使って、さらに効率的にServerを管理できるようになりました。新しいAPI機能では、分析アプリのスケジュール設定、すべてのジョブの取得、Studioへのコマンド発行などを行うことができます。ServerのAPIをどのように活用できるかについては、ヘルプドキュメントをご覧ください。また、24.2のリリースノートでも新機能の詳しい情報をご覧いただけます。

 

もしServerのユーザーインターフェース上で直接管理したい場合でも、心配はいりません。こちらも効率を向上させるための改善を行いました。Server 24.2では、検索やソート機能が強化され、一括削除が可能になりました。また、コレクションにワークフローを追加する際には、ドロップダウンメニューから最近のworkflowを表示して、簡単に選択できるようになりました。

 

Server - Show list of recent workflows (1).png

 

これらの新機能やその他の詳細については、こちらの特集記事をご覧ください。

 

DCMは、Alteryxユーザーにお馴染みの、資格情報を安全に一元管理できるツールです(DCMについて詳しくは、こちらをご覧ください)。今回のアップデートでは、複雑なworkflowを手動で接続を更新するのが大変だというご意見を受けて、接続のエイリアスを一括でDCMに移行できる新しいツールや、DCMギャラリーへの移行をサポートする機能を追加しました。新機能の詳細については、こちらの記事をご覧ください。

 

Serverの改善に関する皆様のご提案をお待ちしています!ぜひコミュニティの掲示板で、ご意見やフィードバック、機能のリクエストをお寄せください。

 

 

その他の機能強化

 

Designerに追加された便利な機能をいくつかご紹介します:

  • プロキシ認証の一元化:現在、パブリックプレビュー版として提供されているこの新しいユーザー設定では、データソースごとに使用するプロキシ接続を選択し、優先順位を設定することができます。これにより、どのドメインにプロキシを適用するかをより柔軟にコントロールするだけでなく、プロキシに対する認証オプションも追加できます。詳しくはリリースノートをご覧ください。
  • Unicode正規化機能:異なるエンコード(文字コード)形式のテキストを扱う際、この機能を使うことで、元のエンコードに関係なく、文字列を同じように処理できるようになります。
  • クロスタブツールのアップデート:以前は、データの列タイトルに特殊文字が含まれている場合、それらの文字はアンダースコア("_")に置き換えられていました。しかし、このような変更によって変換されたデータを元のデータソースに戻すことが困難になるといった課題がありました。そこで、今回のアップデートでは、列名に特殊文字をそのまま保持するかどうかを選択できるようになりました。

 

近日公開予定のServerの新機能

  • 新しいエンタープライズユーティリティ:Serverの使用状況の把握や、ユーザー間でのアセット移動に役立つ新しいユーティリティが近日公開予定です。現在利用可能なエンタープライズユーティリティの詳細についてはヘルプドキュメントをご覧ください。
  • Studio:今後もServerではStudioがサポートされます。Studioの機能を重視している多くのユーザーからのフィードバックを反映し、今後もStudioを使い続けたい場合は、そのままご利用いただけるようになりました。ただし、アセットの管理を改善するために、1つのStudioには1人のユーザーだけが割り当てられるモデルへと変更される予定です。

 

この投稿では、DesignerおよびServer 24.2の主な強化点を大まかにご紹介していますが、すべての機能を網羅しているわけではありません。今回のリリースでは、さらに多くの優れた機能が追加されていますので、ぜひ詳細をご確認ください。より詳しい情報をお求めの方のために、今週、製品アップデートウェビナーも開催予定です。皆様のご参加をお待ちしています!

 

 

Alteryxプラットフォームや秋のリリースで登場する新機能について詳しく知りたい方は、こちらのお役立ち記事をご覧ください。

 

今すぐ2024.2にアップグレード

 

DesignerとServerの2024.2は、皆様のご意見やアイデアを反映して開発されました。新しい機能が皆様のお役に立てば幸いです。2024.2のすべての新機能のより詳しい情報については、技術ドキュメントをご覧ください。フィードバックもお待ちしております!Maveryx Communityのディスカッションフォーラムで、ぜひ皆様のご意見やご提案をお聞かせください。

 

新機能をいち早くチェックしませんか?私たちは、

 

今後も革新とパートナーシップの強化に努めてまいります。近日開催予定の製品アップデートウェビナーにもぜひご参加ください。Alteryxの製品ロードマップを詳しくご紹介するこのウェビナーは、アナリティクスでさらに価値を引き出すためにAlteryxがどのように進化しているかを確認できるまたとない機会となっています。

 

ユーザーの皆様には、現在開発中の新機能をPilot Programでいち早く体験いただける機会もご用意しています。プログラムを通じて新機能のテストにご協力いただくことで、Alteryxの製品開発チームやエンジニアリングチームに直接フィードバックをお寄せいただけます。ぜひご参加ください。