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アナリティクスに関する聡明な考えに触れ、インサイトとアイデアが得られます。
RishiK
Alteryx
Alteryx

Alteryx に入社する前に勤めていた投資銀行での私の主な役割は、財務部門の既成報告書の作成や財務諸表の照合作業をサポートを行うことでした。そして業務を通してすぐに次のことに気づきました。

 

  • 納期を守るため(かつ罰金を回避するために)、毎日のようにオフィスで長い時間を費やさなければならない。
  • 財務部門は、重要なアウトプットのために、手作業による調整や EUDAエンドユーザー開発アプリケーション)の実行に多くの時間を割いている。また、こうしたことが社内外を問わず常態化している。
  • 財務諸表、特に貸借対照表はビジネスにとって非常に重要である。
  • レポートや帳票の数字は正確かつ検証済みでなければならない。

今回は、そんな気づきの数々を振り返ってみたいと思います。

 

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画像出典:Corporate Finance Institute 社

 

私の会社での一日は、朝 8 時から始まります。社内の顧客をサポートするために、様々なシステムから正しいデータ(日報や決算書に必要なデータ)が入ってきているかどうかを確認します。報告書の提出期限(当日の 22 時)ギリギリまでサポートする必要があるので、今日は遅い時間まで仕事をする覚悟で臨んでいます。日中は、上の図に示されているような、銀行の運営業務(通常業務)に追われるばかりで、銀行の変革(イノベーションや効率化)に注力する時間はほとんど確保できませんした。

 

なぜそんなに時間がかかるのでしょうか?

 

かつては、企業や銀行における開発ライフサイクルは非常に長く、数か月単位で時間がかかることも珍しくありませんでした。そして、IT 部門は常にデータリクエストのバックログを抱えていました(こうした状況は、その後いくらか改善されましたが、今でもまだ続いています)。


そして、日々の締め切りに追われる財務アナリストは、Excel で独自のデスクトップソリューションを開発しました。これがいわゆる EUDAエンドユーザー開発アプリケーション)と呼ばれるもので、これによって 毎日 800 件ものデータの処理を行っていました。  

 

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アナリストはプレッシャーの中、ビジネスに関する知見に基づいて検証と照合を確実に行わなければならず、数字に多くの手動調整(手作業でのデータ修正)を加える必要がありました。EUDA の使用は増え続け、私が社内アプリケーションによる自動化を導入した頃には、それらのプロセスは時代遅れになっていました。  私が戦術的ソリューションと呼んでいた EUDA は Excel ベースで、アナリストのノート PC 上で動作するものでした。これには多くのリスクが伴いますが、それによってなんとか数字をはじき出し、レポートを作成していたのです。

 

数字が語る真実

 

貸借対照表には、組織のビジネスの現状を把握したり、投資に関する意思決定を行うために重要な情報が多く含まれています。貸借対照表は、ある時点の資産と負債を切り出したものであり、異なるソースからの多様なデータが最終的な数字に寄与しています。つまり、それらのデータをブレンドして 1 つのフロー/1 つの真のバージョンにした上で、調整/ルール/排除を適用し、定義されたフォーマットでアウトプットする必要があります。典型的な手動のプロセスは次のようなものです。

 

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画像出典:Investopedia

 

  1. レポート対象の期間を決定
  2. レポート日時点の資産と負債を確認
  3. 計算を実行(たとえば「株主資本」など)
  4. 総資産を負債や資本と比較
  5. 調整と照合を実施

 

多岐に渡る照合作業

財務プロセスにおいて、照合は不可欠なステップです。私は、アナリストが簡単に照合作業を行い、正しい情報をレポートに反映させ、組織への罰金を回避するためのロジックやプロセスの実装を支援しました。 

通常、照合作業はすべてのステップで行う必要があり、レポートは関係するデータ量に応じて、日次、週次、月次などのサイクルで最新の状態に保つ必要があります。  基本的な照合には、銀行口座の照合(銀行勘定元帳と銀行取引明細書)、ベンダー照合(ベンダー元帳とベンダーの帳簿)、企業間照合、クレジットカード照合などがあります。さらに、期末在庫の数量照合、売上原価照合など、内部的な照合を行う必要もあります。

貸借対照表の照合は、組織が申告書を提出する前に間違いを見つけて修正ために欠かせないものです。  これは一例にすぎませんが、組織は、レビューの繰り返しや再提出が生じることがないように、全勘定科目を照合するための継続的な改善プロセスを採用する必要があります。貸借対照表の勘定科目の照合は、財務諸表の虚偽表示、重要な不備、重要な欠陥を発見し防止するために不可欠なプロセスであり、照合のタイミングと全体の質の両方を改善させることが重要です。このような改善を行うことができれば、照合により、主な管理上の失敗を補うだけでなく、不備や重要な欠陥を検出して防止することが可能となります。

 

分析と自動化

 

素晴らしいことに、私が勤務してきた銀行では、さらなる分析と自動化の手法の導入が進められています。現在、多くの企業の CFO が、手作業のプロセスを削減または廃止し、再現性と効率性を実現するソリューションを導入することを戦略的な目標としています。これにより、時間やコストの削減、正確性の確保が可能になり、「銀行を変革する」チャンスが生まれています。

このような取り組みは、財務アナリストとそれをサポートする人々(ビジネスチーム、内部監査、リスク/コンプライアンス、さらには IT 部門)にとって大きな助けとなるに違いありません。

私が勤務してきた組織や現在サポートを行っているお客様は、Alteryx アナリティック・プロセス・オートメーションプラットフォームを数年にわたって活用することで、以下のような成果を達成してきました。

 

  • 単一のプラットフォームで財務データにアクセスし、準備、ブレンド、分析
  • 反復可能な自動分析プロセスにより、貸借対照表の分析の精度効率を向上
  • 財務データを 一元管理し、精度の高い財務予測を実現

 

ウェビナーでは、Alteryx アナリティック・プロセス・オートメーションプラットフォームによる貸借対照表分析の自動化と最適化について解説しています。ぜひご登録の上ご覧ください。

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