Alteryx では、製品チームとエンジニアリングチームが一丸となり、エンタープライズ全体でデータとアナリティクスの活用の幅をさらに広げるツールや機能をご提供できるよう情熱を注いでいます。
今回のリリースでは、新たなデータコネクタが加わり、データへの接続がこれまで以上にスムーズになっただけでなく、データ接続マネージャー (DCM) の機能が強化され、さらに安全に接続を共有できるようになりました。また、Server のインターフェースもさらに使い勝手良く進化。ユーザー、ワークフロー、スケジュール、コレクション、接続、資格情報などを Admin API V3 で直接設定できるようになりました。
Designer においても、ユーザーや開発者の皆様からの多くのご要望にお応えし、ソフトウェア開発キットのアップデートを Platform SDK v2 でご利用いただけるようになりました。
これらの多様な新機能によって何が実現でき、組織全体での分析自動化の推進・拡大にどのように役立つかを以下に簡単にご説明します。
データ接続の安全な共有とコラボレーション
DCM では、Designer を使用してデータ接続(資格情報やデータソースのリンクを参照する接続)を作成し、その情報を Server に同期させることができます。これにより、Server でワークフローを実行している他のユーザーやユーザーグループと、データ接続を安全に共有することができます。
また、DCM を通じて簡単に資格情報を保存することも可能です。
チームの管理と用途の拡大
Alteryx Server の開発者の皆様が、Admin API v3 を使用してユーザー、ワークフロー、スケジュール、コレクション、接続、資格情報を設定できるようになりました。これにより、API の自動化や RPA との連携が可能となるだけでなく、カスタマイズされた管理ポータルをより効果的にサポートできるようになります。
また、Admin API v3 のインターフェースも、よりシンプルに使いやすく生まれ変わりました。
新しいツールと機能の作成
カスタムツールやプラグインを作成するなどして Alteryx の新たな活用方法を生み出したり、開発したツールやプラグインをチームやギャラリーで共有したりできる Alteryx Platform SDK がさらにパワーアップしました。新バージョンには次のような新機能や改良が加わり、パフォーマンスが飛躍的に向上しています。
詳細については、「Platform SDK Quickstart Guide」をご確認ください。
いつでもどこでもアクセス
バージョン 21.4 では、Desktop Designer を使用して、認証を経て Designer Cloud に入り、ワークフローを開き、そのワークフローを Desktop から Cloud に保存できるようになります。Cloud のワークフローを開き、Designer Desktop に移行することもできます。これにより、Designer Desktop と Alteryx の新しい Cloud 製品との間で横断的な作業が可能となります。
固有表現抽出と分析をワークフローに導入
固有表現抽出 (NER) は、テキストの本文から固有名詞や数値表現などのエンティティ(固有表現)を抽出してカテゴリ化するテキストマイニングツールであり、人、組織、場所など、複数の単語で構成される固有表現の抽出にも対応しています。NER は、文書の画像読み取りを自動化するコンピュータービジョンのツールキットに加わった強力な新機能であり、PDF や画像を含む文書などからデータを自動的に抽出したり、写真から特徴的な情報を引き出すために使用できます。
Alteryx のワークフローでこの機能を利用することで、テキストに含まれる名前などの固有表現を自動検出できるようになります。
最新リリースでは、その他にも、エンタープライズ全体でのアナリティクスの拡大に役立つ数々の機能強化や新機能が豊富に加わっています。このブログで取り上げた新機能やその他の詳細については、テクニカルドキュメントも併せてご覧ください。皆様からのフィードバックもお待ちしています!本リリースについてのご意見やアイデアをコミュニティのディスカッションフォーラムでぜひお寄せください。
新機能をいち早くチェック
Alteryx をすでにご利用いただいているお客様は、パブリックプレビューベータプログラムで新機能の開発状況を確認できます。開発中のさまざまな機能をお試しになり、ぜひ製品チームにフィードバックをご共有ください。
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