複数行フォーミュラをインデータベースで実現する方法について

[daisuke_daisuke]

複数行フォーミュラのIF文で（行-1）と（行+0）のデータが一致したら特定の値を返す、といったフローを組んでいるのですが、

データ量が多い場合に相当の処理時間がかかってしまうため、インデータベース上で同じことを処理してしまえないかと思っています。

データベースはSnowflakeを使っているのですが、フォーミュラIN-DBツールで実現することは可能でしょうか。

可能な場合は構文例などいただけますと嬉しいです。

[AkimasaKajitani · Accepted solution]

@daisuke_daisuke さん

複数行フォーミュラを使って何をしたいか、ということに依存しますが、例えばDesigner Cloudは複数行フォーミュラがないため、似たような手法が使えるかと思います。以下ブログの１の方法などは応用可能です。レコード番号をつけて、レコード番号に対してプラスマイナス１とかしてから結合することで、別の行のデータを引っ張ってくることができます。

https://newssdx.kcme.jp/designer-cloud_multirowformula_alternative/

ただ、レコード番号はフォーミュラIN-DBかDBから引っ張ってくるときにSQLの関数で実現する必要があります。

例えば、以下のようなSQLが必要になります。

select row_number() OVER (ORDER BY "Date") AS row_number from TEST_AK.PUBLIC.DATE_TABLE;

https://docs.snowflake.com/ja/sql-reference/functions/row_number

これもフォーミュラInDBで対応可能です。

 

最終的には、以下のようなWFになります。

これによって、以下のような出力が得られます。 

ちなみに、インプットは以下のような感じです。

 

あとは、フォーミュラInDBである程度SnowflakeのSQL関数が使えるので、例えばRank関数などある程度の範囲で見るようなSQLは機能しますので、やりたいことに応じてSQL関数を検討してみてください。

よくよく見ると、上記のようなことも、LAG関数を使えばもっと簡単に実現可能かと思います。

https://docs.snowflake.com/ja/sql-reference/functions/lag

LAG("Date", 1, NULL) OVER (ORDER BY "Date" DESC)

整理せずにばらばら書いてしまいましたが、結論としてはLAG関数で前後のデータを持ってきつつ計算するのが一番楽に思います。

[daisuke_daisuke]

AkimasaKajitani様
早速ご指南くださりありがとうございます！

なるほど、LAG関数で参照すればよいのですね。分かりやすいご説明に大変感謝いたします。