データ入力ツールはワイルドカードを使用することで、同じディレクトリにある複数のファイルをまとめて読み込むことができます。* (アスタリスク)は0文字以上の任意の文字列、? は0または1文字の任意の文字列を表します。
例えば、以下のようにStore_1.xlsx、Store_2.xlsx、Store_3.xlsxというファイルがあったとします。いずれのファイルもID、Item、Salesという列のみがあり、データの構造は同じになっています。また、シート名も同じになっています。
データ入力ツールで「Store_?.xlsx」とファイルを指定して読み込んでみると、3つのファイルのデータが1つのデータとしてまとめられています。ファイル名をフィールドとして出力を有効にしていると、データがどのファイルから読み込んできたのか分かるように「FileName」という列が追加されます。
データ出力ツールでは、フィールドからファイル/テーブル名を取得を使用して、データを分けて出力することができます。
先ほどデータ入力ツールで取得したデータでデータ出力ツールを試してみます。ファイル名には「RESULT_」を指定、ファイル/テーブルごとに接尾辞に追加を選択し、「ID」のフィールドを指定してファイルに出力します。
「ID」には1~5の数字が割り振られていました。出力されたファイルを確認すると、ファイルが5つ作成されており、「RESULT_」のあとに「ID」が割り振られています。
ファイルの中身を確認すると、ファイルごとに同じIDのデータが出力されています。
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